スポーツの競技団体、選手会や、音楽、映像その他エンターテインメントビジネスにおける権利者団体、利用者団体といった業界団体などでは、業界の未来予測という視点もふまえた、ステークホルダー間の適正な合意、ルールのあり方や、関連法の制定、改正に向けたロビー活動、国際間合意に向けての交渉などといった団体交渉、制度作りに向けた各種活動が不可欠となります。

こうした活動を高いレベルで行うためには、特殊な業界慣習、制度を取り巻く歴史、ステークホルダーのパワーバランス、政治的、社会的、経済的に影響を与える要因、業界構造の将来的な変化などに関する深い理解と、豊富な経験、国際的なネットワークが必要であり、具体的なアクションを考えるにあたっては、それらをすべて駆使した上での戦略的、総合的な視点が不可欠です。いわば、こうした業務は、ビジネスセンス、広報センス、法律的素養、利害状況分析力、交渉スキルなど様々なスキルが求められる総合芸術のような業務といえます。

私たちは、この分野に関する豊富な知識、経験を有しており、そうした知識、経験を生かした、各種講演、著作、研修活動はもちろんのこと、具体的な法制定、改正に向けたロビー活動、各種国際団体への参加などを通じて、業界内制度のさらなる改善に向けた活動を、あるときは特定のステークホルダーの立場から、あるときはより中立的な立場から、継続的に行っています。

そうした継続的な活動を通じて得られた信用と国際的ネットワークは、さらなる具体的な問題への迅速、的確な対応や、新たな制度作りに向けたチーム作りなどの形で、活かされていくことになるため、私たちは常にレベルの高い人脈、情報を保持し、真のプロフェッショナルとしての深い洞察力のもとに業務を行うことができるよう、努力、研鑽を続けています。