スポーツ界やエンターテインメントの業界は、その閉鎖的な性質や業界団体がビジネス上独占的な性質を帯びることから、他の業界よりも第三者等の「牽制」が利き辛く、ガバナンス・コンプライアンス上の問題が生じやすい構造的要因があります。私たちは、業界団体にガバナンス・コンプライアンス上の問題がある場合には、不利益を受ける当該業界の選手、タレント等の「プレイヤー」やその他のステークホルダーの立場から、当該問題を追及し、グッド・ガバナンスの実現を目指します。

また、業界団体自身のグッド・ガバナンスに向けた活動もサポートしており、団体内でのガバナンス・コンプライアンスに関わるルール作りに関与し、あるいは、当該団体内でガバナンス・コンプライアンス違反の事例が生じた場合は、当該事例の調査やバランスある処分案の提案も行っています。

また、私たちは、スポーツやエンターテインメントの業界に関する諸外国のガバナンス・コンプライアンスに関わるガイドラインや制度を調査し、わが国の各業界におけるガバナンス・コンプライアンスに関わるガイドライン・スタンダードの策定に関わっています。