スポーツ事故 Sport Accidents
安全な環境の下においてスポーツに関わることは、スポーツに携わる者にとって基本的な人権であり、スポーツの安全は、スポーツのインテグリティ(誠実性・健全性・高潔性)を保持する上での重要な要素とされています。国際的にも、ラグビー、サッカー、野球などのスポーツにおいて、選手(とりわけ未成年者)がより安全なルールや環境の下で、プレーを行えるような取り組みが進んで来ています。また、スポーツに関わるビジネス自体が、安全な環境(労働環境)の下で行われなければならないことは、国際的な原則の中で既に確立しています。
しかし、残念ながら、これまで、脳震とう事故、水泳の飛び込み事故、熱中症事故、組体操事故といったスポーツ事故が繰り返されてきました。国際競技大会の開催に際し、競技会場の建設場の労働者の労災事故なども発生しています。
しかし、残念ながら、これまで、脳震とう事故、水泳の飛び込み事故、熱中症事故、組体操事故といったスポーツ事故が繰り返されてきました。国際競技大会の開催に際し、競技会場の建設場の労働者の労災事故なども発生しています。
スポーツの安全の観点からの施策の提案
こうした国内外の状況を受け、私たち私たちは、スポーツを統括する競技団体やスポーツリーグの運営団体に対し、脳震とうなどの重大事故のリスクに配慮した制度の策定、過密スケジュールに対する配慮の要請、保険制度の導入の提案など、スポーツの安全の観点から、団体運営上のあるべき施策の提案を行っています。また、国際的な団体と連携しつつ、国際競技大会の運営者に対し、安全な環境の下での大会運営を提唱することも行っています。
団体に対する法的リスクのアドバイス、個人の権利救済
スポーツクラブを運営する団体からご相談がある場合には、安全の観点から法的リスクの指摘や、契約上のアドバイスを行っています。スポーツ中の事故に遭った方のご相談がある場合には、責任者や加害者に対する補償の交渉を行います。また、本人のプライバシー保護のため、マスコミとの折衝も行っています。